世界の樹種紹介

パロサント

129a
英名
Palo santo
学名
Bulnesia sarmientoi
その他の名称
緑壇、グアヤカン、Retama、Vela、Palo balsamo
科目
ハマビシ科
産地
アルゼンチン北部、パラグアイ
外観
  • 辺、心材の区別は明瞭
  • 辺材は白黄色、心材は黄褐色又は褐色で緑色がかっている
  • 滑らかで光沢のある濃色の縞帯をもつ
  • 肌目は精、木理は交錯する
  • 多くの樹脂と油物質を含み、よい香りがある
材質
  • 非常に重く、非常に硬い
  • 硬さの為、加工は困難である
  • 耐久性は非常に高く、菌や虫への抵抗性もある
用途
美しい木目とよい芳香を生かし、高級用品に用いられる。数珠、容器、花瓶、ステッキなど。
気乾比重
0.99~1.10
メモ
同じハマビシ科のリグナムバイタと材質がよく似ており、ともに緑壇と呼ばれる。パロサントは「神の木」の意味で、樹脂の多い心材部が教会の薫香に用いられたことから名づけられた。また5%位の精油が抽出され、香料の原料となる。
丸米商会取り扱い商品例
原木、唐木