世界の樹種紹介

マコーレ

079a
英名
Makore
学名
Tieghemella spp.(T.heckelii Pierre、T.africana Pierre)
その他の名称
ドウカ(Douka)、Doumori、Babou、Baku、Makori、Abecou、Okola、Markt
科目
アカテツ科
産地
西アフリカのシエラレオネからガーナまでの密林に分布
外観
  • 辺、心材の区別は明瞭
  • 心材は桃褐色ないし暗い暗褐色
  • 辺材は桃白色で、キクイムシに弱く一般に使用されない
  • 肌目は精で均斉、木理は通直であるがしばしば乱れ、見事な杢や波杢を生ずる
  • 材によってはかなり規則的なリボン杢を呈する
  • 柾目ではサテン状を呈する
材質
  • 重さ、硬さは中庸
  • 収縮は中ないし小、乾燥後は極めて極めて安定する
  • 圧縮強度は中程度、曲げ強度は弱い
  • 弾性的ではあるが衝撃強度は弱く、もろい材である
  • 耐久性は極めて高く、腐朽・虫害に耐性をもつ
  • 加工は容易であるが、シリカを含む
  • 塗装、接着ともに容易
用途
多方面に利用できる優れた材。すべての板、高級家具、唐木細工用に用いられた。装飾材として店舗、事務所などにも適し、床材、階段材にも向く。その他、合板材など。
気乾比重
0.60~0.75
メモ
最大級の大木の1つ。果実はゾウの食糧になり、植物性のバターに加工する地方もある。
丸米商会取り扱い商品例
原木、唐木