世界の樹種紹介

バルサ

109a
英名
Balsa
学名
Orchroma spp.(O.lagopus Sw.、O.bicolor Rowleeなど)
その他の名称
Ceibon botija、Down tree、Dum、Bolsa、Corkwood、Bois flot、Maho、Gonote real、Lanilla Puh、Guano、Algodon、Gatillo、Enea、Lana、Balso、Tucumo、Tapa、Tami、Pau de balsa.など
科目
パンヤ科
産地
南アメリカ北部から中央アメリカまで広く熱帯アメリカに分布し、特にエクアドル、ボリビアが代表的産地
外観
  • 心材は白色で淡い紅色、褐色がかっている
  • 辺材は白色で黄色、ピンク色がかっている
  • 肌目は粗または中庸、木理は一般に通直
  • 材の表面は柔らかい光沢がある
材質
  • 世界の商業材のうち最も軟らかく、軽い
  • 肌目は中庸または粗、木理は通直
  • 表面に絹糸光沢があり、ビロードのような柔らかい感触がある
  • 弾性、浮力があり、熱と音響に対する絶縁性が高い
  • 耐久性は低く、菌や虫害への耐性は非常に低い
  • 湿分に接すると容易に材にシミができ、また、腐りやすい
  • 乾燥、加工は容易
用途
軽さ、弾性、熱や音響への絶縁性を生かした各種の用途がある。救命具、浮標、うき、救命いかだ、航空機材料、商品の運搬用保護材、熱・音響の絶縁材料、軽い箱、小間物、栓ほか。
気乾比重
0.15~0.20
メモ
品質良好な材は人工造林から得られる。4~6年で収穫伐採可能となる。
丸米商会取り扱い商品例
製材品